心地よい眠りのためにひと工夫 永久☆保存版

眠りのほっとらいん

睡眠不足で起こる感情変化とは

投稿日:

koko
すべての疲労感は頭の中で生まれます。
抑うつ感などの「心の疲れ」が起こる仕組みを見ていきましょう。

前帯状回(ぜんたいじょうかい)
睡眠不足によって障害を受ける脳の場所は、「前帯状回」です。
前帯状回は、大脳辺縁系、前頭葉などと連絡して
意欲や共感などの情動のコントロールに密接に関連しています。

偏桃体(へんとうたい)
不安や悲しいことでネガティブな感情が強かったり、
とても嫌なことがあったりするとイライラしたりした時に
アクティブになるのが大脳辺縁系にある「偏桃体」です。

海馬(かいば)
記憶や学習に関する働きをする部分です。
偏桃体に海馬から情報が送られます。

心の中(脳の中)で起こる感情変化
1.まず、海馬から情報を発信します。
2.その情報は、偏桃体が受取ります。
3.偏桃体は、感情を発生させます。特にマイナスの感情に
  敏感で、体を緊張させ血圧を上げます。
4.偏桃体がマイナスの感情を大きくするとパニック状態になります。
5.そのパニックにブレーキをかけるのが前帯状回です。
6.しかし、長期間に渡って、偏桃体を緊張(パニック)にすると、
  前帯状回のブレーキが弱まります。これが、うつ病との原因になるといわれています。
感情変化は、1から6の変化によって引き起こされています。

なので、数日の睡眠不足であっても、感情のブレーキ機能(前帯状回)が低下して、
キレ易くなり、抑うつ的になることが研究から明らかになっています。

寝不足(睡眠不足)をしないで生活をすることで、
心に余裕のある生活をしましょう。
ゆめ

<参考資料>
P.95 三島和夫著『睡眠と覚醒 最強の習慣』青春出版(2018)「脳の感情コントロール機能」は、たった数日でも下がる

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