眠り

動物の眠り

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 作成日 2018年12月22日

動物は、すべて眠ります。体が小さくて運動量が大きな動物ほど睡眠時間が長い傾向が見られます。
したがって、睡眠は、活発に動き回ることで生じる疲労が蓄積したことを、休息し回復させる生体現象といえるでしょう。

そのため、体が成長するとともに、活発な動きが減り、体重あたりの消費カロリーが減少します。つまり、省エネ型になります。なので、睡眠時間が減り、特に深い睡眠が年齢とともに減るのです。

睡眠は、脳全体が休んでいるわけではありません。睡眠中にも、脳の活動は変化しているのです。
ヒトの睡眠は、ノンレム睡眠とレム睡眠の二つの睡眠で構成されます。レム睡眠では、睡眠中に眼球が素早く動きます。
ノンレム睡眠では脳波が低下し、睡眠の深さによって分けられます。深いノンレム睡眠から始まり、朝方に向けて徐々に浅いノンレム睡眠が増えます。その間に、約90分周期でレム睡眠を繰り返し、睡眠後半に向い、1回ごとのレム睡眠時間が増加します。

深いノンレム睡眠は、高等生物で多く出現し、昼間に酷使した大脳皮質を、睡眠前半で集中して、休養させます。一方、レム睡眠は、全身の筋肉が弛緩し、エネルギーを節約して身体を休めます。この時、脳波活動は、比較的活発であり、夢をよく見て、血圧や脈拍も変動するため、心身ともに覚醒への準備状態ともいえます。

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