病気 眠り

50代の眠り(眠れるハズなのに)

投稿日:2019年2月5日 更新日:

子育ても一段落、
子供の世話もかからなくなりました、
ゆっくり寝て、友人と映画などを見に行きましょうか。なんて思っています。

しかし、なんだか眠られない。

私は50代の主婦です。
夫は早寝で夕方のニュース前に眠り、早朝の目覚めが早い。
とくに夏なんて、夫は4時起きなんて信じられない。

そして夫は、
夜中にいびきをかくので私は眠られない。
残業をして帰って来ると次の日は疲れるらしく「体力が落ちている」なんて思っているらしいわ。

「私は友人とカフェでお茶や映画をしたいの、でもね!!」
じっとしていられないのよ。
足を動かしてたくなっちゃうの。なんだか、肌の奥でムズムズするの。

寝る時もムズムズがあってね。
足をたたいたり、部屋を歩き回ったり、そのあとやっと寝られるの。

だから私、運動不足だと思って昼間に家の周りを1時間ほど歩いてみたの。
少し寒かったけど、歩いていると温まって気持ちもスッキリ!!

でもね、むずむずは治らず相変わらずなの!!

こんな50代女性の話が聞こえてきます。

夫との違いは、

まず夫は、40代よりも体内時計が進み、朝型となります。
ただ、女性の方が体内時計の進みが遅いので夫の早起き早寝が目立つようになります。
夫の体内時計を遅らせるために早朝サングラスや
夕方の部屋の照明を最大に明るくするなどしてはどうでしょうか。

気になる、夫のいびきは、

つぎに、夫のいびきが気になくことについてですが、
もしかして、睡眠時無呼吸症候群なのかもしれません。
ご主人にランチの直後ではなく、
「しばらくした午後3時ころに眠くならないか」熟睡した感がないかを聞いてみてください。

心配なら検査を受けさせた方が良いと思います。

無呼吸症とは、

また無呼吸症は、中年男性に多い病気ですが女性の場合でも、
閉経期を過ぎると黄体ホルモン(女性ホルモンで筋肉に張りを与えるので気道を開かせる作用がある)が、
減少するため気道を詰まらせやすくなるため、女性も気を付けることが必要です。

なお無呼吸症には、睡眠薬は厳禁です。
睡眠薬は、筋肉を弛緩させる作用があるので気道を詰まらせる可能性があるのです。

そしてあなたのムズムズは、少し危ないかも!!

レストレスレッグ症候群、通称「むずむず脚症候群」は、
異常感覚で週半分くらい眠れず、
夜中に目が覚め熟睡感がなかったり、
寝床でふくらはぎが熱くなったり、
皮膚の奥でムズムズして足をたたき歩き回ることで寝られたりするのです。

あなたが友人とお茶をするとき、
じっとしていられないのは「むずむず脚症候群」の可能性を疑ってみてください。

ムズムズ症候群とは、

この「むずむず脚症候群」は、
女性に多く男性の1.5倍程にも達します。

日本では、200万人から400万人が「むずむず脚症候群」です。
女性の40代から60代で比例して増加する傾向があるため、
50才代の女性のあなたは、特に気をつけていた方がよいでしょう。

むずむず症の治し方は、

「むずむず脚症候群」の原因は、鉄分不足による脳内ドパミン不足によるものです。
したがって、妊娠中に気をつけてください。
また、鉄分不足から貧血、腎不全も伴っていることが多いので、
これらの病気を確認することも大切です。

「むずむず脚症候群」の治療は、
お医者さんに相談して薬を処方していただくことで改善されます。

眠れなくてお医者さんに相談するときにも、
眠れないこと以外のことも話してみましょう。

「むずむず脚症候群」と同じように脳のドパミン不足で、
足がピクピク動く事があります。
心配なら病院で、睡眠の精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査))をうけてみるのも、一つの方法です。

<参考資料>
内山真『眠りの新常識』KADOKAWA(2018)
「レストレスレッグ症候群の症状の例(患者さんの訴えより)」大塚製薬
URL https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/restless-legs-syndrome/symptoms/ (2019/2/4参照)

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